観光産業の持続可能性とは

観光産業は、急速に発展する世界最大の産業の一つです。
観光産業が環境、自然、人々の生活などに与える影響は大きく、
特に自然、文化的に貴重で重要なエリア、先住民族などの小さなホストコミュニティなどを含めた、
専門性の高いツーリズム、そして多くの従業員を必要とするマスツーリズムの運営には、
持続可能な運営のための透明性とレスポンシビリティ(責任)が求められています。
そこでピースロー計画では、観光産業の発展と持続可能性のための運営基準を考えました。

1、持続可能な手段によるツーリズムの運営
・環境、安全、衛生、労働など社会的背景における持続可能性を確保することで、
 長期的展望での経営を行う
・商品企画においては、ホストコミュニティのルールに従う
・商品のコマーシャル、プロモーションは適正に行う
・ホストコミュニティへの訪問には、文化、歴史、宗教などの、
 適切な情報提供を訪問客に対して行う
・定期的にスタッフをトレーニングし、常に最新の情報を得、
 コミュニティや訪問客に対し情報提供できるよう指導する

2、ホストコミュニティの社会的、経済的メリットの創出
・ホストコミュニティにおける、教育、健康、衛⽣などの
 社会的インフラ整備を積極的にサポートする
・地元のフェアトレード商品やサービスの利用と、
 商品開発、販売をサポートする
・ホストコミュニティのニーズと主導によるコード※の
 制定を積極的にサポートする
 ※コードとは、訪問者が守るべきルール・マナー
・児童、青少年への性的搾取や、虐待、人身売買を防止する
・児童労働を防止し、伝統的な行事、儀式、
 舞踊などの観光サービスに携わる児童の労働は、
 教育、健康、安全、遊びの時間など、子どもの権利を害してはいけない

3、ホストコミュニティの社会的、文化的価値の尊重
・歴史、宗教、文化、精神的な場所での、コード※ の遵守
・美術、装飾、建築、儀式など、コミュニティ独自の文化的な財産や、
 住民の持つ知的財産権を尊重し搾取してはいけない

4、環境への最⼤限の配慮
・環境に優しい資材、食品、商品、サービスを支持、利用する
・再生エネルギーを利用する一方で、総消費量を減量化する
・温室効果ガスの排出を減らし、オフセットを導入する
・リユース、リサイクルできない製品の使用を減らす

5、生態系への配慮と保全
・在来種を保全し、外来種による影響を減らす施策を実施する
・野生動物を保護し、違法な取引にいかなる加担もしない
・生物多様性を保全し、生物資源を持続可能な形で利用する
・生態系へ人為的な悪影響を与えない